2013/03/31

武雄市図書館へ行ってきました

佐賀県武雄市の樋渡市長さんと私
2013年3月29日 佐賀県武雄市の武雄市図書館内覧会に行ってきました。
樋渡市長さんとは、私が冷凍食品メーカー カトキチ(元テーブルマーク)でTwitter中の人をやっていた時から自治体でも早くからソーシャルメディアを活用されているという事でも良く存じ上げておりましたが、中々チャンスが無く実際にお会いするのは初めてでした。

お会いする前までの印象は、少し傲慢?な方なのかなぁなどと思って緊張していましたが、ところがとても誠実で謙虚な方でかる事に驚きを感じました。

最近私の活動で全国の自治体にお邪魔する機会が多いのですが、悪い意味ではありませんが、総じて権力を持たれた方はある種の威圧感というも持たれています。ところが、樋渡市長は全くその逆で、本当に武雄市を良くしたいんだなぁと感じさせる素敵な方でした。
いわゆる「本物のリーダー」だなぁと感じました。これまでに様々な企業を渡り歩いた結果、私の洞察力も磨かれていると自負しております。(笑

佐賀県武雄市

長崎本線 特急みどり
佐賀県武雄市は佐賀県の西部に位置し、佐賀市と長崎県の佐世保市の中間に位置しています。
2006年に隣接する山内町と北方町が合併し、新市制による武雄市が誕生しました。
1300年の歴史を持つ武雄温泉があり、最近色々と話題の日銀や東京駅の設計を行った辰野金吾さん設計の楼門が国の重要文化財に指定されています。

今回は、熊本に用事があったので熊本駅から新幹線で新鳥栖駅へ、そこからは、長崎本線で特急みどりに乗り次いで武雄温泉駅まで出掛けてきました。
九州は、電車が他のJRとは違って個性的な車両が多く、武雄温泉までの旅もとても楽しい旅となりました。




コミュニティというコンセプト

石川次郎さんのオフィスで
さて本題の図書館ですが、樋渡市長が偶然TVで代官山の蔦屋TVをご覧になったことから話がスタートするそうですが、実は私にも少しご縁を感じる出来事があるんです。
2008年12月5日にリニューアルオープンし「TUTAYA TOKYO ROPPONGI 」。
ここは、私が「牛角」自在に働いていたオフィスが六本木ヒルズで私も六本木に住んでいた頃の2003年は、書籍フロアとスターバックスが融合した「BOOK & CAFE」のスタイルを導入していたのですが、更に生活提案を追求したコンセプトストアとしてリニューアルオープンしました。
アイデンティティのディレクションに佐藤可士和さん、アドバイザーリーメンバーに雑誌「POPEY」「TARZAN」「GULLIVER」「BRUTUS」の編集長をされていた石川次郎さんを起用しています。この石川次郎さんは私の人生を大きく変えた人物でもあり日頃大変お世話になっている方なのです。この話をすると長くなるので.....ここでのコンセプトはズバリ「コミュニティ」としての機能を高める事なんです。

つまり、樋渡市長はこのコミュニティ」というものを直感的に感じられたのだと思います。ソーシャルメディアの運用では日本でも有数の自治体である武雄市さんでもPCやスマホを使ってソーシャルメディアを使いこなしている人は少ないのでは無いでしょうか。
しかし今回の図書館オープンでリアルな出逢いの場を提供した意味は大きいと思います。現に私も内覧会にご紹介いただき沢山の出逢いを頂きました。バーチャルからリアルへそしてITのスキルが無くても、老若男女問わずここに行けば出逢いが(ソーシャルメディアの全ての要素に出逢え)様々な「コニュニティ」が生まれることでしょう。そこで初めて市民の皆様が真価を理解出来るのかもしれません。

カッコいいってカッコいい

武雄市美術館の意匠はグラフィックデザイナーの第一人者原研哉さんのデザインによるもので統一されています。建築デザインは設計事務所「スタジオ アキリ」の宮原 新さん。単純にカッコいいと思えるデザインが心地いい空間です。館内の写真はありませんが、早速図書館カードを作りスタバでお茶をし至福の時を過ごしました。本の貸し出しや購入も無人化され(大手スーパーのセルフ会計をイメージしてください)効率的でありながらスマートなデザインが施されています。もちろん、シュッパーもオリジナル。今後も電車に乗って武雄市へ小旅行で出掛けると思います。そして、そのような感覚を持った県外の人々がドンドン集まって新たなコミュニティが生まれることでしょう。そのシンボルにこのカッコいいはカッコいい。余談ですがスタッフジャンパーは是非販売して欲しい (笑


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